鳥取市湖山町北2丁目953-3 fiere ヘアーサロン フィエール

 

 

今回のコラムは私が担当させていただきます。

7月に入り夏本番になってまいりましたね。
皆様はこの夏はどうお過ごしですか?
夏といえば…の1つに海がありますよね。
海に行かれる人もいらっしゃるのではないですか?
海を楽しむのはとてもいいのですが、海水による髪の毛のダメージには困ったものですよね。
さて、ここでどう対策したらいいのか?ってことですよね。
ては、一つ一つ説明していきますね。
まず海水の特徴ですが、海水は弱アルカリ性(PH8くらい)です。元々髪の毛の等電点(安定するPH)は弱酸性(PH5.5くらい)です。
ですので、まずはアルカリ対策をしましょう。シャンプーとトリートメントを持っていき、休憩や帰宅のために陸地に上がる際には一度シャワーでアルカリ値を戻すためにもシャンプーとトリートメントをしておくだけでもかなりダメージは緩和されますよ。
次に、塩分濃度です。髪の毛の塩分濃度は約0.5%と言われており、海水は約3.5%です。ここでかなり濃度に差があるのが上がりますよね。海水に浸かると髪の毛はこの差を埋めるために髪の毛の水分を放出してしまいます。その結果パサつくような手触りになってしまうのです。では、どうしたらいいか?まずはしっかりとシャワーを浴びて塩分をしっかりと取り除くことです。しつこいくらい流すのが丁度いいですよ。また、シャンプー後には洗い流さないトリートメント(オイルが好ましい)で水分を保持できるように馴染ませましょう(少し多めに付けるのが良い)。
最後に紫外線対策です。紫外線は活性酸素を発生させますが、髪の毛の中の海水に反応すると内部の活性酸素量は通常の数倍にも及ぶと言われています。ですのでパラソルなどを準備し、極力日陰で休憩するようにしましょう。

大体こんなものでしょうか。すでにご存じの方もおられると思いますが、原理と対策を理解しておくだけでもどう行動すれば良いのかがわかるので改めて見直してみてはいかがでしょうか?

あと熱中症には気をつけてくださいね。水分を取るだけではダメですよ。体は水のままで体に保持できない仕組みになっています。しっかりと水分と塩分のバランスを取って摂取してくださいね。

夏を楽しく過ごすためにしっかりと対策をしていきましょう。

どんな夏を過ごされたかご来店の際に教えてくださいね。

それでは次回のコラムでお会いしましょう。

今回のコラムの担当は伊藤健一でした。

PAGE